問54 |
教育技法の説明のうち、適切なものはどれか。 |
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ア |
インバスケットは、一定時間内に数多くの問題を処理させることによって、問題の関連性、緊急性、重要性などに対する総合的判断力を高める技法である。 |
イ |
ケーススタディは、日常の開発業務の中で、先輩や上司が個別に指導し、実体験から知識を取得させる技法である。 |
ウ |
ブレーンストーミングは、参加者に特定の役割を演技させることによって、各立場の理解や問題解決力を高める技法である。 |
エ |
ロールプレイングは、参加者のアイディアを批判することなく、またそのアイディアから新たなアイディアを導き出そうとする創造的問題解決に適した技法である。 |
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解説 |
代表的な教育技法について下にまとめます。
インバスケット:一定時間に多くの問題を処理させることで、処理能力の向上を中心に、判断力などを鍛える手法です。
ケーススタディ:実際にあった事例や具体的な事例をもとに、自分ならどうするかの具体的な判断をする練習をします。
ロールプレイング:ロールとは役割を演じるという意味で、参加者がその役割りを演じ、立場を理解し問題を解決する能力を高めます。
OJT(On the Job Training):上司や先輩から実際の具体的な仕事を通して、能力を高める技法です。
なお、ブレーンストーミングは教育技法ではなく、アイディア創造法の一つです。以下のような原則があります。
@質より量:内容よりも数を重視してアイディアを出す。
A批判厳禁:他人のアイディアの批判をしてはいけない。
B自由奔放:奇抜・斬新・ユニークなアイディアを歓迎する。
C結合・便乗:他人の意見を結合したり、加えたりすることを認める。 |
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