問25 |
OSのプロセス制御におけるプリエンプティブ方式に関する記述として、適切なものはどれか。 |
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ア |
各プロセスがシステム資源を自主管理できるので、マルチプログラミングに向いている。 |
イ |
ノンプリエンプティブ方式に比べて、コンテキスト切換えのためのオーバヘッドが小さい。 |
ウ |
ノンプリエンプティブ方式に比べて、特定のプロセスがプロセッサを独占することが多い。 |
エ |
プリエンプティブ方式が実現するには、OSがプロセスを強制的に切り替えて実行する機構が必要になる。 |
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解説 |
プリエンプティブ方式とは、現在主流となっているOSがCPUの割り当てを管理し、タイマーなどを利用しながらマルチタスクを実現する方式です。一方でアプリケーションが自発的に空き時間を解放することによってマルチタスクを実現する方式をノンプリエンプティブ方式といいます。
選択肢ア:プリエンプティブでは、システム資源はOSが管理します。
選択肢イ:OSが間に挟まって切り替えを行うので、ノンプリエンプティブに比べてオーバヘッドは大きいといえます。
選択肢ウ:ノンプリエンプティブでは、プロセスがプロセッサを独占する場合がありますが、プリエンプティブでは、OSが強制的に切り替えるので、独占はありません。 |
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