問23 |
ページング方式の仮想記憶においてアドレスを変換する処理を順に述べたものはどれか。ここで、処理A〜Fは次のとおりである。
A:アクセス対象の仮想記憶アドレスに対応するページテーブルの先頭アドレスを得る。
B:アクセス対象の主記憶アドレスに対応するページテーブルの先頭アドレスを得る。
C:ページテーブルを検索し、該当ページの状態を調べる。
D:ページ内変位を加えて、求める仮想記憶アドレスを得る。
E:ページ内変位を加えて、求める主記憶アドレスを得る。
F:ページフォールトならばページイン処理を行う。 |
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ア |
A,C,E,F |
イ |
A,C,F,E |
ウ |
B,C,D,F |
エ |
B,C,F,D |
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解説 |
仮想記憶とは、主記憶が少ない時に、HDDなどをメモリの一部のようにみなして利用する技術です。
実記憶のマッピングの処理の流れは次のようになります。
1.仮想記憶を管理するページテーブルを検索する
2.該当するデータがあるかを調べる。
2−1.該当するデータがある場合は、対応する主記憶のアドレスを求める
2−2.該当するデータがない場合は、ページインを行う
先頭アドレスと、ページ内変位を順位行っていますが、これは、まず先頭アドレスをインデックスとして大まかに求め、その後差分を変位で計算するためです。 |
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