参考書の選び方



情報処理技術津者試験の本はとにかく数が多い。そんな本をどうやって選ぶかをお悩みの方へのアドバイス


本の種類
まず、情報処理技術者試験の本には大きく分けて以下の3種類があります。
 参考書:出題範囲を網羅し、解説した本
 過去問題集:過去に出題された問題を中心に、解説をした本
 対策書:特定の分野や用語、午後問題などに特化して解説した本
当たり前ですが、はじめて受ける場合には参考書は必須です。出題範囲を確認し満遍なく勉強するためです。また、情報処理技術者試験は過去問題や類題の出題率が他の試験と比べて高いので、過去問題集もやっておいたほうが良いでしょう。対策書は自分の苦手な分野がはっきりしている時に有効です。

つまり、参考書で勉強し、過去問題集でどんな問題が出題されどれくらい解けるかを確認し、対策書で苦手分野の克服をするというのが理想です。ただし、もちろん時間的な制約や、再受験などで弱点がわかっている場合などは不要な部分は省略してもよいでしょう。
本のわかりやすさや詳しさ
それぞれの書籍を選ぶ際には、以下の2点を意識することをオススメします。
 わかりやすさ:技術について丁寧に説明がされている。
 詳しさ:幅広く、周辺技術などについても説明がされている。
まず、内容を理解できなくては本を買った意味がありません。適切に図解があり、技術の意味を適切に理解できる本を選びましょう。そして、情報技術は互いに関連していますので、どういった技術に使われているのか、幅広く・カバーする詳しさも重要です。前述したように情報処理技術者では類題も多いため、関連用語を抑えることも重要です。

しかし、この2つの要素はどちらかを取れば、どちらかが失われるトレードオフの関係にあるともいえます。ただし、注意としてはただ『わかりやすいだけ』という本はオススメしません。極端な比喩表現や応用の利かない教え方をしている本は、その場では理解した気になりますが、技術の本質の理解を失わせる可能性があります。(特に基本情報、応用情報では)
自分のスタイルに合った本
いくら、評価が高くても、自分に合わなければ意味がありません。多くの書店に足を運び、試験の相棒ともいえる参考書を是非探し出してください。 また、こちらに勉強法についても書いてありますので、勉強スケジュール(何冊やるかなど)も意識した参考書を選ぶべきです。


最終更新:2011/9/11