問50 |
ソフトウェア開発において、構成管理に起因しない問題はどれか。 |
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ア |
開発者が定められた改版手続に従わずにプログラムを修正したので、今まで正しく動作していたプログラムが、不正な動作をするようになった。 |
イ |
システムにおいて、単体テストレベルのバグが多発して、開発が予定通りに進捗しない。 |
ウ |
仕様書、設計書及びプログラムの版数が対応付けられていないので、プログラム修正時にソースコードを解析しないと、修正すべきプログラムが特定できない。 |
エ |
一つのプログラムから多数の派生プログラムが作られているが、派生元のプログラムの修正が全ての派生プログラムに反映されない。 |
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解説 |
構成管理とは、サービスサポートプロセスのひとつで、サービスサポートプロセスは、一つの機能と五つのプロセスで構成されています。下に内容をまとめます。
インシデント管理:障害時の迅速な回復を行い、影響を最小限にする
問題管理:インシデントや障害の原因の解明と対策・再発防止を行う
構成管理:構成アイテム情報の収集や維持・管理・確認・検査を行う
変更管理:構成アイテムの変更を安全かつ効率的に実施する
リリース管理:変更管理プロセスで承認された内容を本番環境に反映させる
サービスデスク:顧客との窓口の役割をし、サポート業務を行う
構成管理は、構成物の情報を正しく管理するというもなので、プログラムそのもののバグなどとは関係はありません。選択肢ウのようにプログラムの情報が不適切に管理している場合は構成管理の問題となります。 |
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